1. これは何か
kasugai-canvas-web は、地理情報可視化システム
KASUGAI Canvas のブラウザ版エンジンを GitHub Pages で
静的配信する公開ホストです。QGIS プラグイン
geo_webview が出力する .kasc + DATA/
プロジェクトを、KASUGAI Canvas をインストールしていない環境でも
ブラウザだけで開けます。
2. 基本の使い方(URL の形式)
次の形式の URL を開くだけで、指定した .kasc プロジェクトが再生されます。
https://yamamoto-ryuzo.github.io/kasugai-canvas-web/<ステージ>/<エンジン>/?kasc=<.kasc のURL>
ステージ(配信チャンネル)
| パス | 内容 | 用途 |
|---|---|---|
stable/ | 安定版(既定) | 通常はこちらを使用 |
unstable/ | 開発版(kasugai_canvas main 同期) | 新機能の先行確認 |
エンジン
| 名前 | 種類 | 特徴 |
|---|---|---|
cesium | 3D(CesiumJS) | メインエンジン。3D 表示・オービット・カメラ |
maplibre | 2D(MapLibre GL) | 高速なベクター描画 |
openlayers | 2D(OpenLayers) | 汎用 2D マップ |
leaflet | 2D(Leaflet) | 軽量・シンプル |
例
# 公開ホスト上の .kasc を開く(どこからでも再生可能)
https://yamamoto-ryuzo.github.io/kasugai-canvas-web/stable/cesium/?kasc=https%3A%2F%2Fexample.com%2Fproj%2Fkasugai_canvas.kasc
# geo_webview の内蔵サーバー(:8089)が配信する .kasc を開く(自分のPC上で)
https://yamamoto-ryuzo.github.io/kasugai-canvas-web/stable/maplibre/?kasc=http%3A%2F%2Flocalhost%3A8089%2Fexport-data%2Fkasugai_canvas.kasc
?kasc= の値は URL エンコードして指定します。
参照先の DATA/ は .kasc からの相対パスで解決されるため、
.kasc と DATA/ を同じフォルダに置いて配信してください。
3. QGIS から使う(geo_webview プラグイン)
QGIS で開いたプロジェクト。この地図状態がそのまま .kasc + DATA/ に出力される
1Export — geo_webview パネルの
Export ボタンで、表示中レイヤを .kasc + DATA/
(+エンジン起動 HTML + kasugai_canvas.zip)として出力します。
出力先は KASUGAI Canvas インストール済みなら
<install>/QGIS_projects/<プロジェクト名>/、
未インストールなら <ドキュメント>/kasugai_canvas_qgis
(保存先ボタンで変更可)。
2▶ WebView — Engine コンボで
エンジンを選んで実行すると、エクスポート→ホスト版エンジン URL
(?kasc=http://localhost:8089/export-data/...)をブラウザで開きます。
内蔵 HTTP サーバー(:8089)がデータを配信するため、
サーバー ON とインターネット接続が必要です。
3(参考)▶ Canvas — インストール済み KASUGAI Canvas(:8510)へプロジェクト登録して開く経路。 再エクスポートは行いません(事前に Export が必要)。
4. 再生画面(エンジン別サンプル)
同じ .kasc プロジェクトを 4 エンジンで開いた例です。
レイヤツリー・テーマ選択・ベースマップ切替・検索/属性/カメラタブは
全エンジン共通です。
cesium — 3D 表示。オービット・カメラ操作・3D Tiles 対応
maplibre — 2D 高速描画。レイヤツリーとテーマ選択
openlayers — 汎用 2D マップ
leaflet — 軽量シンプルな 2D マップ
スクリーンショットは geo_webview が出力したサンプルプロジェクト (東京・皇居周辺。行政地域・標準地域メッシュ等の GPKG/GeoJSON レイヤ+ ベースマップ群)を再生したものです。
5. 自分のデータを外部へ配信する
- geo_webview の
Exportで.kasc + DATA/とエンジン起動 HTML(index.html等)を出力 - 出力フォルダ一式を任意の静的ホスト(GitHub Pages、Netlify、S3 等) にアップロード
<ホスト>/<engine>/?kasc=<.kasc のURL>で共有
同梱の kasugai_canvas.zip は Re:Earth Visualizer の
geo_suite プラグイン(qgis: インスペクタ行)へそのまま
取り込めるパッケージです。
6. 注意点
- localhost のデータ参照 —
?kasc=http://localhost:8089/...を開くとき、ブラウザは 自分の PC のサーバーへアクセスします。Chrome では 「ローカルネットワークへのアクセス」の許可を求められる場合があり、 許可しないとデータが読み込めません(他者の PC からは localhost が 違うマシンを指すため、同一マシン上でのみ有効です)。 - 公開 URL のデータ — 静的ホストに置いた
.kasc + DATA/は制約なくどこからでも再生できます。 外部共有はこちらが確実です。 - スナップショット方式 — 出力物はエクスポート時点の 状態です。QGIS 側の編集は再エクスポートで反映してください。
- サポートするソース — GeoJSON/GPKG/GeoParquet/ FlatGeobuf はネイティブ参照、CSV/TSV は DuckDB 経由、XYZ/3D Tiles/ WMS はタイル参照。その他のベクターは GeoJSON(EPSG:4326) へ変換されます。